県スポーツ特別功労大賞：女子レスリング・吉田選手に授与　／三重

　県は１５日、津市一志町出身で、女子レスリングの吉田沙保里選手（２８）＝綜合警備保障＝に対し「県スポーツ特別功労大賞」を授与した。 同賞は今年度の創設で、受賞するのは吉田選手が初めて。

　吉田選手は１０年９月の世界選手権で８連覇を達成し、五輪、世界選手権は１０連覇を果たしている。
県庁で行われた表彰式で、野呂昭彦知事は「県民にとってもうれしく、名誉なことだ」と話し、「県スポーツ特別功労賞」を２度受賞している吉田選手は「今回は大賞をつけていただいて本当にうれしく思います」と笑顔を見せた。
また、来年のロンドン五輪に向け「日本女子で（五輪）３連覇はいないので優勝したい」などと力強く語った。

　吉田選手は今年９月の世界選手権、１２年のロンドン五輪を制すれば、五輪、世界選手権１２連覇を果たしたロシアのアレクサンドル・カレリン氏に並ぶ偉業となる。ロンドン五輪後の世界選手権も見据え、吉田選手は「カレリンの記録を超えて、世界最高になりたい」と意気込んでいた。【谷口拓未】
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