
最初のインパクトはそれほど悪くなかった。ハキム・マストゥールはクラレンス・セードルフ監督とアドリアーノ・ガッリアーニCEOに付き添われてミラネッロのロッカールームに入り、大きな拍手で迎えられた。
“将来が運命づけられた選手”というレッテルを常に貼られてきた彼は、日曜日にミランでのセリエA最年少デビューをする可能性がある。現在は15歳11ヶ月。今シーズンのあまりにも曇りだったミランに、太陽の光が差したような明るい話題だ。
昨日13日、ガッリアーニは個人的にセードルフと昼食をとったあと、ミラネッロに彼を連れて行きセードルフ監督にそのまま彼を引き渡した。ミラネッロでトップチームの選手たちと練習するのはクリスマスの時期にアッレグリ前監督の下でも経験していることである。その練習で行われたゲームではゴールも決めた。
日曜にあるシーズン最後のサッスオーロ戦では、ホームのサン・シーロでデビューするかもしれない。その場合、彼はセリエAの最年少デビュー記録で5位になる。
イタリアに住むモロッコ人夫婦の子供であるマストゥールは、イタリアのパスポートを保有しいる。レッジャーナで育ちで、インテルが先に彼を見つけていたが、まだ14歳ではなかったため契約を結ぶことができなかった。それからミランが移籍金は50万ユーロを支払い契約する。
彼の技術やクオリティーに疑いはない。インターネット上で彼の名前を検索すれば、ピンポン玉からオレンジといったあらゆるものでリフティング(ドリブル)している映像を見ることができるだろう。
※こちらはレッドブル提供のネイマールと共演した時の動画。既にレッドブルやナイキと10年間の契約を締結している。彼の驚くべきところは、そのボールを扱う並外れた能力だ。
ユースのオマール監督は、次のように話している。「狭いところで彼からボールを奪うのは不可能だ。猛烈なスピードでプレーするんだ。特に今年は大きく成長した。非常に若く、成長の余地がまだまだ沢山ありますね。
彼の才能があればサン・シーロでデビューするのにふさわしいよ。ただ、まだ若いからゆっくりと成長するべきだとも思います。」
日曜日にはミランの歴史に名を残す可能性がある。
デビューが16歳未満となれば
“将来が運命づけられた選手”というレッテルもより強いものとなるだろう。
Via:
Gazzetta パトを思い出す・・・
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