-チキタカ(バルセロナが主に用いるパスを繋ぐ戦術)は死んだと思うか?単に、今は上手く行っていないだけでしょうか?チキタカは最も難しく、最も美しい戦術だ。3ヶ月前は誰もがバイエルンが世界でトップクラスだと言っていたが、今はその時代が終わったと言われている。
私はそうは思わない。
-何故ですか?
守備だけでは退屈でしょう。誰も退屈なゲームを見たいと思っていない。
常にサッカーのスタイルは2つある。
今年はあのスタイルが勝利し、他の年はあのスタイルが勝利する。
-チャンピオンズリーグ準決勝で6人を使って引き篭もったモウリーニョをどう思うか?モウリーニョの選択を尊重するが、私のスタイルではない。
-あなたに関心があるクラブの話についてです。バルセロナとはどうなっていますか?2年前にもインタビューで言った通りだ。私はバルセロナには行かない。バルセロナは非常に難しいチームなんだ。
メッシやイニエスタに何を教えることがあるだろう?恐らく彼らは監督ではなくマネージャーが必要なんだ。私はマネージャーではなく監督だ。
-インテルは?インテルと話したことはないが、私はプレミア、ブンデス、リーガを好む。
イタリアのサッカーは国際的に見てとても衰退している。-私達イタリアの弱点はなんでしょうか?
スタジアムがいつも空席なこと。完全に埋めたい場合は魅力的なサッカーを観客に示さなくてはいけない。ユベントスは良いと思うが、アタッカーの二人が何とかする事を期待したサッカーだ。私のプランではない。
-あなたは 10月1日のアヤックス対ミラン戦のあと「バロテッリは1ゴールを決めるだけでなく、演技もする」と言っていましたが、7カ月経過して、バロテッリとフェイエノールトで活躍中のグラツィアーノ・ペッレ(イタリア人FW)とだったら、どちらを選びますか?
※この試合バロテッリが露骨なダイブをしてPKを獲得。1-1の引き分けに持ち込んだ。
「バロテッリはグラツィアーノより質の高い選手だが、私は間違いなくグラツィアーノを選択する。選手一人で試合に勝つことはあるが、リーグを勝つためにはチーム力が必要だ。
バロテッリはチームのためにサッカーをする選手ではない。
どうしてマリオがその価値観を共有しないのか、チームメイトは不思議がっているんじゃないかな?」
-といいますと?「
チーム全員がチームの価値観を尊重しなければならない。バロテッリの行動を許していると、チームメートたちは上手ければ許されるのだと考えるようになる。一方で、その中にいる普通の選手たちは、そういうことが許されない。」