4月10日のチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ、バルセロナはアトレティコに敗れチャンピオンズリーグ敗退が決定した。バルセロナがベスト8で敗れるのは実に7年ぶりの出来事である。
Uefa.comのデータによると、メッシは93分に及ぶ試合中にわずか
6.8km という短い走行距離であったことが示された。
※赤で囲った部分が走行距離。左がコケ、右がメッシ。↓
アトレティコのFWコケはメッシの倍の
12.2kmを走っていた。
驚くのはバルセロナのGKピントが
5.3kmを移動していた。メッシと比較してわずか
1.5kmしか変わらない。このデータはゲーム中にメッシが完全に消えていたことを示している。

この他のバルセロナの選手を見ていくと最も距離を走っていたのがシャビ・エルナンデス11.8km、ジョルディ·アルバ11.5km、アウベス10.8km、ブスケツ10.7kmと続く。
ネイマールは9.5kmと、アルゼンチン人とほぼ3kmの差だった。
一方のアトレティコは、最大でコケ12.2km、ガビ11.7km、ラウル·ガルシア11.6km、チアゴ11.3kmとなる。
トータルの走行距離ではバルセロナは107.7km、アトレティコは110.3kmとそこまで大きな違いはなかった。Via:
Marcaスペインのスポーツ紙スポルトは「
メッシとネイマールがシメオネの罠にかかった」というタイトルの記事でメッシとネイマールの不振を分析している。
チームの攻撃の核であるメッシとネイマールはチームの不振と相まって、まったく脅威的な場面を演出する事ができなかった。メッシは自らターンしてシュートを放っただけで決定的なパスを受けた場面は一度だけ、作った決定的なチャンスは一度もなかった。
ネイマールも28回パスを出したがチャンスは2回だけと完全に抑えられた。
これはディエゴ・シメオネ監督の戦略的な勝利だったとも言える。アティコマドリードの執拗なプレスにバルセロナは全くスペースを確保できなかった。
シメオネ監督は現役時代、DFとして世界に名をとどろかせた。アルゼンチン代表で三回ワールドカップに出場し、106試合に出場したベテラン。彼はスペインの舞台でメッシを長い間見守り、利点と特徴を最もよく把握している。
アトレティコの4強進出とメッシの不振のにはシメオネの罠があった。
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